2026.9.13開催・音楽の美術館「プログラムノート」

今後、このページに「音楽の美術館」で演奏の曲目について、立松佐喜子が独自に掲載していきたいと思います。

 

バッハ シンフォニア5番について

インヴェンションとシンフォニアは、バッハのケーテン時代に書かれた。

「クラヴィーアの愛好者、とりわけ学習希望者が2声部を綺麗に演奏するだけでなく、さらに上達したならば、3声部を正しくそして上手に処理し、それと同時に優れた楽想(inventiones)を身につけて、しかもそれを巧みに展開すること、そして、とりわけカンタービレ(歌うこと)の奏法を習得し、それとともに作曲の予備知識を得るための、明瞭な方法を示す手引き 

1723年 アンハルト=ケーテン公宮廷楽長 Joh.Seb.バッハ作

 

★フレージング(音のかたち作り)

★アーティキュレーション(音符の表し方)

★デュナーミク(音の強弱)

 

鍵盤楽器を始めとして、楽器には、上記三要素を常に考えないといけません。

バッハは、歌うように演奏するために、楽譜から三要素を吟味して表現出来るように、多くの楽曲を作曲してますが、インヴェンションやシンフォニアは短い楽曲で出来ていて、作曲や演奏の基礎となる教本です。

今回はその中から、メロディと内声部が装飾音符の連続で、バスの音はシンプルに作曲されている、コンクールなどでは本来の三声ではない為避けられてしまうが、この上ないような美しさを持つシンフォニア5番を演奏します。この曲に関しては、装飾音符は一律ではありません。

今回の参考楽譜…ウイーン原典版(カール・ハインツ・フリュッセル注解による)